運命とは、私たちの意思や努力とは関係なく起こる人生の出来事や流れのことです。
多くの文化や宗教では、運命は個人の人生に大きな影響を与えるものとして考えられており、
宿命と呼ばれることもありますね。
しかし、運命は変えることができます。
運命に対しては主に2つの視点があります。
1つは宿命論的視点で、
「あらかじめ決められているから努力しても変えられない」という考え方です🍀
もう1つは、「運命は存在するけれど、人間には自由意思もあって、
選択や行動によって運命はある程度変えられる」という考え方です🌼
今回は後者の視点から、皆さんの運命の扉をどんどん自分の望む通りに変えていけるように、
ドミノ倒しのようにうまく人生を組み立てていく方法をお伝えします。
さて、ここからカルマについて説明しましょう。
カルマはサンスクリット語で「行為」や「業」という意味です。
主にインドの哲学における重要な概念で、簡単に言えば「因果応報の法則」のことです。
つまり、過去と現在の行動が未来に影響を与えるという考え方ですね💫
カルマには3つのタイプがあります。
1つ目はサンチタカルマ(貯蔵されたカルマ)で、
過去の行為が蓄積されていてまだ現れていないカルマのことです。
2つ目はプララブダカルマ(現在のカルマ)で、今の人生で果たされるべきカルマです。
3つ目はアガミカルマ(未来のカルマ)で、現在の行為が将来の人生に影響を与えるというものです。
このカルマの考え方は、輪廻転生という魂が何回も生まれ変わるという考え方と密接に関わっています。
つまり、前世の行為が今世に影響を与え、今世の行為が来世に影響を与えるというわけです。
ですので、今からでも皆さんのカルマを変えていけば、
どんどん自分自身の人生を好転させたり改善したりすることができるのです💞
運命を変えるポジティブなカルマの作り方
運命を良い方向に変えるには、まずポジティブなカルマを作ることから始めましょう。
その第一歩は、自分自身を無条件に愛することです💗
多くの人は自分に対して厳しくなりがちで、「ダメだな」と自分を責めてしまいます。
しかし、それは逆効果なのです。
むしろ「あなたは素晴らしい」と、自分を心から愛することが大切です。
そして、その愛を他者にも向けていきます。
ここで重要なのは、
自分に誠実になることです🌟
自分に誠実であれば、他人にも誠実に接することができます。
そうすれば、必要な時に「ノー」と言えるようにもなります。
もう一つ忘れてはいけないのが、感謝の気持ちです。
特に自分への感謝を忘れがちですが、これは特に重要です。
どんなに素晴らしい能力を持っていても、自分に感謝しないのは、自分への人権侵害と同じです💦
自分を大切にして、当たり前のことにも感謝すれば、自分をディスる行為がなくなり、不満も減っていきます。
そして初めて、本来持っている満足感や幸せな気持ちが湧いてくるのです。
私の母は、再婚相手から愛されたいと努力していましたが、自分自身を愛していなかったため、
周りからも愛されないという結果になってしまいました。
しかし、自分を愛すれば、周りからも自然と愛されるようになります。
そして、自分が望む未来をビジュアライゼーションすることも大切です🌈
これがポジティブなカルマを作り出すスタートになります。
自分を大切にして、素晴らしい未来を描いてください。
善意の行動が引き起こす隠れたネガティブカルマ
善意からの行動でも、思いがけずネガティブなカルマを生み出してしまうことがあります。
これを理解すると、なぜか身に覚えのない辛さや、自分の人生の不思議な流れが見えてきます。
例えば、過保護という行為を考えてみましょう。
子どもや周りの人に対して、親切心から全てをやってあげてしまうことは、一見良いことに見えますが、
長期的に見ると大変なカルマになってしまいます。
過保護を受けた人は、
自立心が育ちにくく、将来的に自己決定力や問題解決能力が欠如してしまう可能性があります😰
大人になっても「ママ、助けて」と電話してしまうような依存的な性格が形成されてしまうのです。
実は私自身も30代くらいまでこの状態でした。40代になってようやく自分で解決できるようになり、
今ではすっかり自立できていますが、これは本当によくあるパターンなのです。
他にも、謙遜のふりをして実は自慢しているようなケースもあります。
自分の功績を控えめに言いながら、心の中では「もっと認めてよ」という気持ちがあると、
これもカルマになってしまいます。
結果として表面的な評価しか得られず、本当の意味での謙虚さがないと周りから見られてしまうのです。
善意のつもりでも、実は自分のエゴが隠れていることがあります💧
他者への褒め言葉や賛美の乱用、自分の成功を他者に還元するように見せかけて、
自分の評価を高めようとする行動など、これらも隠れたネガティブカルマを生み出す可能性があるのです。
こういった隠れたカルマの存在に気づくことで、自分の行動をより深く理解し、
本当の意味でポジティブな影響を与える行動ができるようになります。
自己の動機を見極めるカルマフリーな生き方へのステップ
カルマフリーな生き方をするためには、自分の動機を見極めることが大切です。
「この行動は誰のためにしているの?」「何を得たいの?」「この行動を通じてどんな感情が生まれる?」
「この行動が他者にどう影響する?」といった質問を自分に投げかけてみてください。
こうした質問を通じて、自分の動機がエゴに基づいているかどうかを確認することが重要です。
理想を言えば、
自分のためにもなるし、他の人のためにもなるという行動が一番いいですね😊
他者だけのためだけに行動していると自己犠牲になってしまいますので要注意です。
また、こうも考えてみてください。
もし誰も見ていなかったら、誰も知らなかったとしても、その行動を取りますか?もしそれでも行動するなら、
それはきっと純粋な気持ちからの行動と言えるでしょう。
私自身も、この自己の動機を見極めるプロセスを日々実践しています。
これは簡単なことではありませんが、練習を重ねることで、
より純粋な気持ちからの行動ができるようになります。
そして最後に、何より大切なのは自分自身を無条件に愛し、自分に対して誠実になることです。
自分を愛し、感謝する気持ちを持つことで、他者への愛や感謝も自然と湧いてきます💓
そうすれば、エゴからではなく、本当の愛から行動できるようになるのです。
カルマフリーな生き方は、自分自身を大切にし、純粋な気持ちから行動することから始まります。
これを実践することで、ポジティブなカルマを積み重ね、より幸せな未来を創造することができるのです。