「自分責め」をやめる
今でこそ相手のいいところを見つけ伸ばすことを仕事にしている私も、
かつては人を褒めることが得意ではなく、失敗ばかりしていました。
20代の頃、「男性を褒めるとモテる」というテクニックを実践したところ、
確かに最初はうまくいくのですがすぐにダメになるのを繰り返した結果、
ただ褒めるだけではダメなことに気づきました。
その理由が分かったのは、その後、世界ナンバーワンコーチのアンソニー・ロビンズの
通訳をした時のことです。
この経験が私の人生における大きな転機となりました。
いくら相手に褒め言葉を送っても、自分自身が常に脳内で自分のマイナス面に目を向けている限り、
本当の意味での褒め上手にはなれないことが分かったのです💧
なぜなら、自分に対してポジティブより先にネガティブを見出しているのであれば、
相手に対しても同じことをしているからです。
この悪循環を終わりにするには、まずはあなたが「自分責め」をやめる必要があります❗
自分の良いところに先に目を向け、自分を褒める習慣をつけてください。
そうすると、相手に対しても無意識に責めるエネルギーを送ることなく褒めることができるので、
関係性が大きく改善します。
正しく褒めれば脳の成功スイッチが入る!
次に、脳科学的観点から褒め活の力を検証していきます。
人間の脳内では、褒められると、
やる気や幸福感を司る報酬系神経伝達物質ドーパミンが分泌されます。
すると「褒められる」行動はどんどん強化されていきます。
つまり「褒める」という行為は、相手の脳の成功スイッチをONにしてポテンシャルを引き出し、
才能を開花させる行為なのです💞
ゆえに正しいやり方でパートナーを褒めるのは、
二人の人生を成功に導くためのエネルギー的貢献でもあるのです。
そして、脳内のミラーニューロンという細胞のおかげで、
相手の表情や行動を自分のことのように感じる力を持っています。
ミラーニューロンを活用して相手をしっかりと観察すれば、
パートナーの1mmの成長や小さな努力に気づくことができます🌿
ぜひ、その気づきを褒め言葉に変えてください。
すると相手は理解してもらえたと感じ、安心してあなたの前で本当の力を発揮できるようになります。
ポイントは、例えばパートナーがお皿を洗おうとしたり、玄関の靴を揃えようとしたりした時、
相手が「した」ことではなく、「やろうとした」ことを逃さずに褒めることです。
「もっときれいに洗って欲しい」「もっと丁寧に揃えて欲しい」とダメ出しすることは、
相手の成功の種をあなたが潰していることに他なりません。
「ダメ出しメガネ」を「いいところ探しメガネ」に
これは自分に対しても同じです。
例えば英語講座の受講生の方から「全然英語が聞き取れない」というご相談をよくいただくのですが、
それは、一生懸命聞き取ろうと頑張った自分の努力を認めていないことになります。
このようなダメ出しを続けていると、日々の小さな成長の芽がどんどん握り潰されてしまいます。
ぜひ今ここで「ダメ出しメガネ」を「いいところ探しメガネ」にかけ変え、
どんどん自分とパートナーのいいところを見つけ、厳しさを優しさに変えていってください🎀
そうすることでお互いの脳は喜んで能力を発揮し始め、
気がつけば億万長者への道を歩んでいることに気づくはずです。
こうして正しい褒め活を通して自己肯定感が高まると、
脳の証拠集め機能RAS(ラス)がさらに「あなたが褒められるべき理由」を見つけて
教えてくれるようになりますので、一層自己肯定感が高まるという好循環が生まれます💝
褒め活の落とし穴にはまらないために
1. 具体的に褒める
間違った褒め方で傲慢モンスターやダメ男君を作らないために覚えておかねばならないのは、
具体性がないと褒め活は逆効果になるということです。
つまり、「すごいね!」だけでなく、
例えば「このプレゼンの数字のまとめ方がとても分かりやすかった」というように具体的に伝えた時、
初めて相手の脳は「分かってもらえた」と感じ、ドーパミンが分泌されるのです。
ぜひ良き観察者となり、自分にも相手にも何が良かったのかを具体的に伝えてください🍀
ただ「すごい」と褒めるだけでは、何が良かったのかを脳が理解できないまま
謙虚さだけが失われてゆき、傲慢モンスターが生まれてしまいます。
2. 自分を先に褒める
人間とは根本的に「認められたい」生き物ですが、
その「認められたい」という気持ちを他人に求めた瞬間、人間関係の不幸が始まります。
まずは自分で自分を認め、自分で自分を満たすことから始めてください🌸
3. RASの反転にご用心
相手を褒めることに注力し過ぎると、やがて自分が枯渇し、褒めるのに疲れてきます。
すると脳内の証拠集め機能RAS(ラス)の反転が起こり、
今度は相手の嫌なところばかりをRASが探し始めるので、
最終的に残念な結末を迎えることにもなりかねません💦
まずは自分責めをやめて自分を先に褒めることを徹底してください。
億万長者になる!褒め活4つのポイント
1. セルフ褒め
自分で自分を褒めることで、脳内に「私には価値がある」という回路を作ることができます💎
自分の一挙手一投足を誰よりも知っているあなたが、全ての小さな努力を認めて褒め、
誰かに認められたいという気持ちがなくなるまで自分を満たしてください。
2. 観察者になる
自分をしっかり観察できるようになると他者のことも観察できるようになります。
いいところに焦点を当て、具体的に褒めてください🪻
悪いところに焦点を当てると自分責めにつながり、自分責めは相手や社会に対する責めにつながります。
この状態でパートナーと共に億万長者になるのは難しいでしょう。
人は本当に安心安全な環境でしか本当の能力を発揮できないからです。
3. 感謝の言葉を伝える
ことの大小に関わらず、「あなたのおかげで助かった」ことをパートナーにきちんと伝えてください💫
その感謝は、相手が自分の存在意義を認めることにつながります。
4. RASに未来のビジョンを入れる
共に描きたい夢を話し合い、未来像を共有してください🪽
そうすることでRASが自動的に二人の成功に必要な情報を集め始めます。
私とデイビッドも、ポイントをしっかり押さえて褒め活を続けたことで、
100%幸せな理想の人生を生きる現実を創り出すことに成功しました。
あなたもぜひ正しい褒め活をマスターし、
長期的に勝つ人生をパートナーと共に創り続けていってください。