私は通訳者として多くの現場で通訳をしてきましたが、
最初の15年ほどは自分に全く自信がなく、
評価されることもありませんでした。
もちろんそれを表に出すことはありませんでしたが、
心の中では他の通訳者の方々と自分を比較して「私の英語は完璧ではない」
「こんな下手な英語で通訳をやってはいけない」という劣等感に苛まれていました。
都内にある通訳学校に通い、
一生懸命勉強していたにも関わらず入ってくるのはクレームばかり…
という状態から抜け出したのは、
アンソニー・ロビンズのUPW(Unleash the Power Within:あなたの内なる力を解き放て)という
4日間のセミナーの同時通訳をした時のことです💫
セミナーの中で行った「自分を止めているダメな思い込み」を探すワークを通して、
私は自分の中に「私は英語に自信がない」という思い込みがあったことに気づきました。
この思い込みに足を引っ張られ、
どんなに頑張っても現場で実力を発揮できない自分に留まっていたのです。
そこで、この思い込みを手放し、実力を思い切り発揮できる自分になるために、
「私は英語に自信がある」「私は英語ができる」と自分に言い続けました💞
すると、まもなく出版のお話をいただき、あんなにうだつの上がらなかった私が、
半年後にはAmazonの総合ランキングで
スティーブ・ジョブズ氏の自叙伝と自著が
肩を並べるまでになったのです。
自分の力を信じ、本当の自信を持つと、人生はここまで変わります。
劣等感を深掘りしてみよう
あなたの中にも同じような「自信のなさ(劣等感)」がありませんか?
心の奥にそれが生まれた理由が何だったかを、まずは深掘りしてみましょう🌿
私の場合、幼少期の伯父の一言がきっかけでした。
いとこたちとテニスをしていた時、
テニスのコーチだった伯父から「お前は本当に弱い」と言われたのです。
伯父が悪いと言っているわけではありません。
私も含め、人は誰しも何の気なくこういう一言を放っており、
言った方は全くそれを覚えていないものです。
このように、幼少期に人から言われてぐさっと心に刺さったり、
ぐっと飲み込んでしまったりしたことは、
大人になってからも人生に暗い影を落とします。
当時の私はいとこの中で一番年下で体も小さく握力もなかったので、
一番テニスができなかったかもしれませんが、
今の私は、LAでヨガのインストラクターとしてスカウトされ、
ジムにいる誰よりもダンベルを持ち上げ続けていられるほど強くなりました。
同じように、あなたの心の奥にある自信のなさの源は、
言った本人はもうとっくに忘れているような誰かの言葉、
つまり昔のゴーストに過ぎず、大人になった今のあなたとは無関係なのです💗
人との比較で自己価値を測るのをやめる
そもそも私たちの価値は、
人と比較して良い悪いで決まるものではありません。
なのでこれ以上、自分と誰かと比較して自分を苦しめるのをやめにしませんか❓
他人の物差しで自分を測っている時には自己価値が最小になるため、
人生において最も苦しい道を自分に課していることになります。
アメリカのある有名な大学院の学長をされている方の通訳をしていた時、
その先生がおっしゃっていた言葉で印象に残っているものがあります。
「上には上がいる」。
そう、どこまでいっても上には上がいます。
ゆえに誰かと自分を比べることに全く意味はありません。
例えば身長であれば、“上”と比べて身長が低い自分は劣っていると思うのではなく、
その事実を、1ミリでも身長が高くなるよう
骨格を整え姿勢を良くするモチベーションにすればいいだけです。
誰かとの比較ではない自分の価値を自分で決められた時、
初めて人は自分を本当に信じられるようになります🎀
人と比べて何かができるから、何かを持っているから素晴らしいわけではなく、
「どれだけ本当の自分を生きているか?」ということに価値が生まれるのです。
過去のゴーストを徹底的に自分から追い出す
あなたという存在は地球上に一人しかいません。
ゆえに、自分の存在を誰かに証明しようとする必要は全くないのです🍀
過去のゴーストにさよならするために、このことをしっかり腑に落としてください。
幼かったその時に感じた痛みにしっかり寄り添ってゴーストを手放すと、
その先に見えてくるのは本当のあなたの姿です。
つまり、そのままで完璧なあなた自身です。
自分はこのままで完璧であり、もう自分のままでいいと本当に思えれば、
誰かに自分の“すごさ”を分かってもらおうと必死になることがなくなります。
(だからと言って今後は何の努力もしなくていいという意味ではありません)
すると失敗を恐れなくなり、
どんなことに対しても「やってみなはれ!」と自分の背中を押して
挑戦させることができるようになります😊
私が起業し、英語を教え始め、いくつもの講座を作り、億楽®メソッドを作り、
さらには夢のアメリカ移住を果たすことができたのも、
この「やってみなはれ!」精神で挑戦を続けてきたおかげです。
“パンドラの箱”を開け無限の豊かさのサイクルへ
「自信がない」「失敗したくない」「嫌われたくない」と思い悩んでいると、
結果としてその状態だけが引き寄せられる蟻地獄が形成されてしまいます。
なぜなら量子力学的にはその状態を宇宙に打ち上げていることになりますし、
前回の朝ライブでトピックに取り上げたタフティの理論から言っても、
これらが“タフティの三つ編み”の中に編み込まれてしまうため、
結果として望まない状態だけが引き寄せられることになるからです。
だからこそ、心の中の“パンドラの箱”の中にいる過去の他人のゴーストを一掃し、
今のままで完璧な自分を受け入れる土台をしっかり固めることに
最優先で取り組んでみてください💎
この宇宙では、あなたから出たものがそのまま返ってきます。
だからこそ、自分を信じ、自分に自信を持ち、本当の自分を思い切り生きることで、
あなたは永遠の好循環の中に身を置き、
無限に豊かに幸せになっていくことができるのです🌈
嫌われたくないあまりに言いたいことが言えなかったり、
やりたくないことを引き受けてしまったりすることのある方、
失敗を恐れて一歩が踏み出せない方、
そして成功はしたけれど心の奥底に眠る劣等感の存在に気づいている方。