「鏡の法則」という言葉を、野口嘉則さんの本を通してご存じの方も多いと思いますが、
今回お伝えするのは、たくさんの方の通訳をしてきた中で私が見つけた、
いわば私流「鏡の法則」です💗
若い頃の私は常に年上の男性からのパワハラやセクハラに怯え、
ずっと男性に対する嫌悪感や恐怖感を持ちながら生きてきました。
でも、全ての女性がそんな反応になるわけではありませんよね。
なぜ私にそんな反応が出てきていたのか。
それは、当時の私が抱えていた父との確執と男性との恐怖と痛みの体験が原因でした。
そしてこれらがあるために、
私はその嫌悪感や恐怖感が引き出される相手とばかり出会っていたのです。
これが、目の前の相手は自分の鏡であるという「鏡の法則」です。
目の前に映し出されているものは、自分の中にあるからこそ体感することとなり、
自分の中にないものは目の前に現れず、感じることもありません💫
ということは、「あの人って何でこうなのかしら!」というイライラ、モヤモヤも、
全て自分の内側にあるものが映し出されているだけだということです。
他人にイラ・モヤを感じたら、意識を自分に向け直す
人間は、お母さんの細い産道を通って生まれ出る時にかかる猛烈な圧によって、
過去生の記憶が全て消えてしまうそうです。
そのため、私たちは現世で「自分とは誰なのか」を思い出す旅をするわけですが、
興味深いことに、身体の構造として、私たちは自分の本当の顔を見ることができません。
「鏡」に映し出されて初めて、自分の顔を見ることができます。
つまり、「自分」が分からないからこそ他人という自分以外の人間を“鏡”とし、
その中から自分を見つけていくゲームが人生だということです🎵
これが分かると、内側のモヤモヤが晴れ、人生が一気に楽になります。
そして、他者に対してイラ・モヤした時に、
「あの人に私の何が映っているのだろう?」と、
意識を自分に向け直すことができます🌸
さらに私たちは「集合意識」で誰もが繋がっており、
常にお互いに影響を受け合っています。
そのため、ある人に対しては意地悪になり、ある人に対しては優しく、
また別の人にとっては真面目になったり怠け者になったりします。
つまり、誰もが人間関係などにおいてある意味で多重人格なのです。
今この瞬間のあなたは、“今”のあなたであって最終形ではありませんので、
他者に対して寛容になれずイラ・モヤしたとしても、落ち込んだり、
自分を否定したりする必要は全くありません🎀
自分の内側の「ルール」を探す
では、周りの人の言動にイラ・モヤを感じた時、具体的にどう対処したらいいかと言うと、
相手にイラ・モヤの原因を探そうとするのではなく、
イラ・モヤしている理由を自分の中に見つけることです🎈
自分の中の何が反応しているのかを探り、その原因を外すのです。
原因とは、私たちが自分を縛っている内側の「ルール」です💦
この「ルール」に相手が違反した時、私たちはイラ・モヤを感じます。
しかしルールとは、その時々の都合で作られたものに過ぎません。
例えば私は今たくさんの事業を手掛けていますが、かつての日本には、
一つの会社に勤めたら定年までその会社で勤め上げるべきだという
終身雇用制度が当たり前の時代がありました。
それが仕事のルールであると信じていた時代の方たちにとっては、
今の私のやり方はルール違反だと思われるかもしれません。
同じように恋愛関係において、
現代の倫理上の通念としては一対一の関係がルールですが、
人によってはたくさんの異性と関係を持つことが魂の夢であるということもあります。
宇宙が事の良し悪しをジャッジすることはありません。
あなたの中のルールがジャッジしているだけなのです🍀
鏡の法則:基本の「き」
世界No.1コーチであるアンソニー・ロビンズは、
「人生は価値観とルールによって運命づけられている」と言っています。
ここでいう価値観とは、「愛されたい」「理解されたい」「自分を特別だと感じたい」といった
誰もが人生で味わいたいと願う感情のことで、これらの価値観に基づき、
私たちは無意識レベルでルールを作っています。
例えば以前の私が「愛されている」と感じるためのルールは、
パートナーから3秒以内にメッセージの返信が来るということでした。
そしてこのルールは、幼少期にお母さんの愛を求めて泣いた時、
お母さんが3秒で来てくれたら「私は愛されている」、
来てくれなかったら「愛されていない」と思ったという原体験から形成されたものです。
人間関係に苦しむのは、
過去の体験に基づく思い込みから作られたルールのせいなのです💧
なので、他者にイラ・モヤを感じたら、
あなたの内側にあるルールを見つけ、手放してください。
それが人間関係のイラ・モヤを消す最良の方法であり、
鏡の法則の基本の「き」です。
答えは自分の内側にある
ルールがすぐに見つからないこともありますが、必ず自分の中にあります。
外側にはありません。
もしも病気の原因が心の根っこにある場合、薬で一時的に症状が緩和されたとしても、
心の癖、根っこの原因が残っている限り、いずれまた症状が出てくるでしょう。
だからこそ、心の根っこ問題と向き合うことに腹をくくってください🌠
本気で腹をくくると、イラ・モヤを生み出している自分の心の癖が見えてくるようになり、
見つけるたびその癖を外していけば、人生はどんどん好転し、
他人を鏡として映し出される問題もなくなっていきます。
すると、やがてあなたは「悟る」、
つまり「差を取れる」=人との差を受け入れることができるようになるのです❗
そう考えると、周りの人が鏡となり自分の内側を見せてもらえていることに、
感謝の気持ちが湧いてきませんか?
※人間関係が全てがうまくいく方法は⬇️
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