稀でアグレッシブなタイプの癌で、
助かる確率は少ないと医者にも言われてしまいました💧

緊急入院、抗がん剤治療が始まります。

私は訳が分からないまま、
お仕事をして看病のために病院に通い続けました。

抗がん剤の強さに意識のない夫の姿を見て、
夫がしきりにかけてくれていた優しい言葉も信じず、
感謝の気持ちも忘れていた傲慢な自分に気がつきました😣

生きるか死ぬかわからない夫の命、その命の儚さとありがたさを本当に痛感し、
ひたすら感謝をし続けたその6ヶ月後に夫は奇跡的な回復を遂げます。

そして、医師から諦めるように言われていた2人の子供たちにも恵まれます。

やっと全てがうまくいって夢が叶った！✨

そう思った瞬間、日本から急な知らせが届きます。

今度は母が胃がんで余命3ヶ月という知らせです💦

その時、私は仕事を全部放り出して飛行機に飛び乗って帰ることができませんでした。

15歳から家族と離れて過ごしてきた私を理解して、
たくさん励ましてくれた母に会うために、
やっと日本に帰れたのは、それから2ヶ月後でした。

やっと取れた2週間の有給を使って、母と最後の時間を大切に過ごしました😌

アメリカへ帰国する日、母の温かい手を握りしめたときに、
もう二度とこのぬくもりを感じられないのだと思ったのを今でも覚えています。

母が亡くなったのはその数週間後です。

亡くなった時より1番辛かったのは、飛行機の時間に間に合わせるために、
母の手を無理やり振りほどくようにして、成田に向かったあの日でした。

母がくれたギフト